北極星

オタクが好きなように綴っていくブログ。ゲーム感想多め。

空の軌跡FC Evolution 感想

コルダASと並行してやっていた作品。PC→PSP→Vitaと移植された様で、移植に当たってフルボイス化やビジュアル、楽曲等が新しくなった模様。元々は零の軌跡をやりたかったんだけど、どうやらシリーズ物だし調べたら結構評価も高かったので折角だから一つ目からやってみる事にした。

 

◼︎ストーリー

リベール王国を舞台に、遊撃士のエステル(女)とヨシュア(男)の成長を描いた物語。遊撃士(ブレイサーともいう)とは、遊撃士協会に属する民間の何でも屋?みたいな感じ。といっても非常にしっかりした組織で各地に支部が存在し、数多くの遊撃士が所属している。また、どの国に対しても中立の立場を貫くため政治に直接介入する事はない(できない)。が、民間人に危険が及ぶ場合は例外的に関わる場合もあり。民間からの依頼事項も、護衛から魔物退治、落し物の探索、迷い猫の捕獲まで多岐にわたり、それを各ランクに応じた遊撃士たちがこなしていく。

正遊撃士になるためには、準遊撃士合格後、様々な経験を積み全ての支部での推薦状が必要となるため、正遊撃士を目指す二人は修行しながら各地を回る。ちなみにエステルとヨシュアは、エステルが幼い頃に父親がヨシュアを引き取り、そこから家族として生活している兄弟の様な関係。…とざっくりこんな感じ。旅の過程で色々な人と出会い、学び、徐々に大きな波に飲み込まれながら成長していきます。

 

◼︎感想   ※ネタバレ注意!

このゲームは個人的に前半と後半で印象がかなり変わった。前半は正直いうと超・絶つまらなかった…!

え…これずっとこんな感じなの…その内入り込める様になるの…か…?って思いながら無でプレイしてた(個人の感想です)。

原因は恐らく以下

①専門用語がややこしい

クオーツやらオーブメントやら色んな横文字の地方やらでちんぷんかんぷん。設定がしっかりしているため歴史背景等も出てくるけど全く頭に入ってこない。

②移動が全て徒歩

大体途中から空飛べたり呪文使えたりしてショートカット出来るRPGが多い中、徹底して全て徒歩。ある意味リアル。

③アーツが面倒くさい

ブレイサー手帳睨めっこすれば分かるんだろうけど、面倒くさくてほぼ攻略サイト丸写しで臨んでた。

④やっぱり何となく懐古

これに至ってはいくらビジュアルや楽曲を一心して遊びやすくなったとしても、根本的な所やセリフは変わらないのでやっぱり何となく古い感じがした。そしてそれにより痛感したのは、思い出補正ってすごいな…って思った。ももたドラクエ大好きで、今ドラクエ4とか5やってもすんごい楽しめるんだけど、それも多分初めての人だったら古く感じるんだろうと思う。昔、名作名作って言われていたクロノ・トリガーを初めてDSでやった時もやっぱり同じ様に感じたから、RPGはそういうの感じやすいのかも。

⑤主人公に感情移入できない

これが最強にきつかった。このゲームはキャラクターがめちゃめちゃしゃべる。完全に個性が確立されていて、プレイヤー主体というよりはアニメを見ている様な感じ。それはそれでいいんだけど、エステル(女)が最強に合わなかった。いや、悪い子じゃないのは分かるんだ。真っ直ぐで明るい元気な子だよね。ちょっと猪突猛進で空回りしがちだけど、大切な事はちゃんと見失わないそんな子。分かってるんだけどね、まずノリが古い。「あ、あんですって〜!!」の連発。昭和かよ!いや、昭和生まれでもそんな事言わんわ。

それから彼女の暴走っぷり。隠れて様子を伺っているのに我慢出来ず真っ先に飛び出したり、お客さんや先輩にタメ口きいたり。ブレイサー嫌いのモルガン将軍に、一般人を装って話聞いてるに関わらず、興奮してうっかりバラしちゃった時なんてまじで殺意湧いた。君、プロだよね?馬鹿なの?周りもやれやれ…みたいな感じで終わらせてるんじゃねえよ!もっと徹底的に責め立てて二度と余計な口聞くな!ぐらいの勢いで叱り飛ばしてほしい。こういう勢い余って→あっ!→(ももた)イライライライラ!みたいなのがちょくちょくある。主人公には必ず自分の名前をつけて感情移入するタイプなので、この自分の性格とはかけ離れた(かつイラつく)主人公が本当に苦痛だった。

①〜④までは何だかんだ慣れるだろうというのがあった。ただ、⑤に関しては正直続けられるか自信がなかった。このイライラと延々と最後まで向き合っていくのかと思うと耐えられないと思っていたんですが……意外と慣れた。いやー慣れってすごい。後半割と普通だった。まあ彼女が成長して気にならなくなったというのもあるけれど。

あとはティーダが可愛すぎる。なにこの子!もう可愛すぎて萌える。妹になってほしい。お姉ちゃんと呼ばれたいーーー!!博士が誘拐された時は少しイラっとしたが、ほんと健気でいい子。この子のおかげで相当癒された。

基本的に章ごとに地方を回るので、絡むメンバーも変わっていく。最終章で皆が集結してら今まで培った絆が生きる感じですね。章が進むごとに段々と国を巻き込む壮大なストーリーになっていくのは面白かったし、最終章が終わった時は達成感があった。ちなみにももたの最終戦はオリビエとクローゼ。すごく戦いやすいメンバーだった。オリビエのハッピートリガーには非常に助けられた。最終ボスはレベルをかなり上げたにも関わらず、HPの回復で手一杯で全く勝てる気がしなかった(@ノーマル)けれど、攻略サイトみてようやく勝利。ちまちま攻撃してたらあかんかった。攻撃はSブレイク?クラフト?だけで後は回復or補助アーツですね。ようやく勝てた時は感無量だった。そして完全に続編に続く感じで終わったので続きもやりたいと思います。

というかヨシュアの過去が意外とガチでビビった。何か背負っているとは思っていたけども。あの場合、例え更正したとしても罪を犯していたのは事実なのだから償わなくてはいけないのでは…。証拠ないし時効になるのかな。

あと苦労したのがトロフィー集め。結果的に物凄く効率が悪い集め方になってしまい絶望した。まず1周目は何も気にせずプレイしていたので、当然の如くカーネリアを取りこぼし最強武器をもらい損ねる。笑  そして途中から次の周回に向けて魔獣手帳だけでもなるべく埋めておくか、と思い頑張って埋める。そして無事クリア後、二周目に取り掛かろうとしたらですね、トロフィー条件に「一度もリトライせずクリア」ってあるやないか。あれ?ももた何回かリトライしたけど…魔獣手帳の戦歴ってリセットされないのかーーい!!!どうやら戦歴だけのリセットは出来ないようで、泣く泣く集めた魔獣情報も全てリセット。レベルも40は余裕で超えていたためレベルもリセット。最終武器も取り損ね、低レベルに気をつけながらナイトメアをやる気にもなれず、再びノーマルをプレイするという効率の悪さ。まあ装備&ミュラ&クオーツは引き継いだのでリトライもせずサクサク進め、魔獣手帳もコンプ。その後ナイトメアに挑むものの、自信満々だったトレジャーハンターを逃し(三週目…)、絶望と共に最後はイージーでトレジャーハンター取りました。最後である筈の宝箱開けて何も起きなかった時の悲しみったらなかった。しつこいくらい歩き回ったからね!トレジャーハンター取れてようやくフルコンプ。プレイ時間100時間やら戦闘回数なんてむしろ初回で普通に超えてた。ちなみにSブレイクって戦闘が終わる瞬間に発動させれば回数だけ稼げてCPは減らないのでそれに気づいてからは簡単でした。

結構トロフィーのために色々頑張った感があったけど、ストーリーも中々良かったし、最初何だかんだ言ってたけど充分楽しめました。最後のリベール通信特別号は不覚にもうるっときてしまった。ナイアルさん大好き!!

もう少ししたら続編買おうと思う。

 

そして今年最後の更新になりました。来年は、自分や大切な事を見失わず、自分らしく楽しく過ごせたらいいなと思う。色々あるかもしれないけれど、自分が楽しいと思う事をして、日々を大切に生きていこう。当たり前の日々に感謝してこの気持ちを忘れずに前を向いて進んで行きたいと思います!

金色のコルダ3 AnotherSky 感想 まとめ

こんだけ語っといてまだ続くんかい、って感じですが最後に学校ごとの所感をば。どの学校も愛が止まらない。

 

至誠館

THE・部活。一番普通の学校でした。他2校は完全に金持ちの坊ちゃん臭がすごい中、公立に近い私立ってイメージ(どんなん)。男子校だったというのも大きいのかもしれないですね。星奏も普通っぽいけど、やっぱり音楽科あるし多少お上品な所があるので。なんせ学ラン。

演奏も上手とはいえ学生の域は超えないのでチームワークという強みでカバー。なので音楽に関しても、技術を伸ばすというよりは音を奏でる楽しさを思い出せてよかったね、という感じ。まあそれが一番大きな問題だったからいいっちゃいいんだけど。部の存続云々を差し置いても、全国優勝が一番嬉しかったのはきっと至誠館だと思うし、ずっと変わらない絆だろうな、と思えるのも至誠館だった。

ゲームではこの夏が全てなんだけど、本当はずっと続いてくじゃないですか。部長たちは卒業するし、火積くんが部長になって新しい形になる。新くんが高校3年生になった頃には後輩がたくさんいてブラバン部と合体してるかもしれない。ももたも割と部活ガチでやってたんだけど、大人になって部活の事振り返った時いつも浮かんでくる時期があって。もちろん他にも沢山思い出はあるしずっとやってたはずなのに、ぼーっと思い出す時はいつもその時を思い出してる。でも、その時はただ一生懸命で悔しくて楽しくて充実した時間を送ってただけなんですよね。彼らにとってもこの夏は、ずっと続く毎日の中で、大人になった時に間違いなくそんな思い出になるんだろうなーって思ってなんか懐かしくて泣きそうになった。

ところで狩野先輩も全然タイプなんだけど、彼を攻略対象にしてくれなかったのはすごく残念!なんかイケてない扱いだけど、個人的には全然いい男だと思うしタイプなんですけどねー。

 

★神南

とにかくいい学校でした。根っからのお金持ちの生徒ばかりなのは辛いと思うが一番真っ当にスランプから立ち直らせてくれた学校。本当に非の打ち所がない東金部長。カリスマ性や技術だけでいえば律や冥加部長も十分持ってるけど、東金部長はそれに加えて面倒見の良さやリーダーシップ等々、バランスがまじですごい。もはや恋愛感情関係なく尊敬するし、所々で貰えるアドバイスが的確すぎて普通に人生役に立つ。むしろもう恋人じゃなくずっと師として仰ぎたいと思う。

あとは飴とムチの使い方が絶妙。厳しい事を言われても根底には常に見守ってくれてるという安心感があるし、粉々になっていた自分の音楽を一から考えさせてくれて、自分に足りない技術も引き上げてくれた。東金部長をさりげなくフォローしている土岐先輩の存在も神南にとっては大きいですね。東金部長の存在や言葉が偉大で強すぎて、正論なんだけど頑張れない時もあるんだよっていう一般人の気持ちを理解してくれて、でも背中をそっと押してくれるのは土岐先輩。もちろん芹沢くんも素敵です。

とにかく引っ張られて俺たちについて来い、という感じなんだけど本人たちの軸がしっかりしてるから振り回されているように見えて、ものすごくプラスになっていることが多い。そしてこの学校は他校と比較しても後輩ポジションが強くて、甘やかされてる感がひしひしと感じられて幸せだった( *´▽`*)  

そして用語集が神南だけ埋まらないんだ…。攻略サイト調べていろいろ探したけどどれも当てはまらず、フルコンプしたかったので残念。ただ結局サンセシル分がないのでフルコンは諦めたけれど、Vita版の神南で用語集が埋まったよ、という方がいれば是非是非教えてください。

 

★横浜天音

ASを始めるにあたってまっっったく想像が出来なかったのがこの学校。学校も登場人物も謎が多すぎて未知だったけど、蓋を開けみれば非常に面白かった。他2校はストーリーの展開は置いといても雰囲気は割と想像通りだったけれど、この学校でアンサンブルを練習しているイメージが全く湧かなかったので。なんつーか他の2校は転校前後で「好き!」→「やっぱり大好き!!」となったけれど、ここに関しては「無」→「なにこれ大好き!!」となりました(…)ビフォアアフターで一番印象が変わった学校。

印象が変わった原因としては間違いなく人物像の掘り下げ。各生徒の個性をしっかり理解することが出来た。冥加部長の時にも散々思ったけど、ほんとコルダ3の時はこの人ただ突っ走ってる謎の人だったからね。それが色々な物を背負った不器用で優しい人とわかり大好きになりました。氷渡くんもそうですね。

この学校はついて来れるもんならついて来い方式。スランプ等々の考慮は一切なく、むしろディスられまくり、必死で食らいついていったら乗り越えました感が強い。結果的に立ち直ったものの全て自力で掴み取らなければいけないという超スパルタ形式なので、得るものは大きいがメンタルの消耗も尋常じゃない。まさにやるかやられるか。真っ当に成長したいなら神南が一番いいと思う。

後はモブの友人?たちが割とクズ。神南も初めはあまり感じがよくなかったとはいえ、天音のララさん達の比じゃない。後半少し打ち解けてきた風だけどお前達に言われた言葉は決して忘れない。至誠館の友人が平凡だけどみんないい子で、改めて学校生活楽しかったなぁ…と思い出した。

とはいえバラバラだったメンバーが段々と一つになって絆を深めていく過程は一番良かったです。元が団結力なさすぎたからねそもそも。優勝が当たり前の学校だけど、その中で各人が変わっていく様子がほっこりしたし、終わってみればいい学校だった。あのヴァイオリンが弾きにくそうな制服のデザインは何とかして欲しい。袖が気になってしょうがない。

 

★函館天音

PSPの時は特典?の位置付けだった様だけど、そうとは思えないボリュームだった。あれ、本当にそうだったのかな?ストーリーも1人1人きちんと描かれているし、函館天音をやってみて色んな謎が繋がる所もあるので是非プレイして欲しい。途中、強制的にトーノかソラのどちらかしか選べなくなるのが悲しかった。2人とも大好きなのにー!トーノを思い出すと今でも苦しくなるけど、本当にいい子でみんな大好きです。

 

 

ASをプレイし終わって痛感してる事は、どの学校も選べない。いやまじでこれ。どこに転校しても最終的に愛校心の塊になったので、星奏戻れる自信がない。何よりも皆との距離が近くてですね、学校単位の少人数制のため関係性が濃密。先輩後輩本当最高。

コルダ3の口コミが結構内容薄い、みたいな声を聞いてたんですね。実際プレイしてみて、皆初めましてで新鮮だったせいか、若干ボリューム少ないけどそこまでかなと思っていたんだけど。ASやった後だとめっちゃ薄く感じた。あっちはエンディングも1パターンでベースのストーリーも同じなので頑張れば数回で全員攻略できる。まあコルダ3が土台にあるからASがより楽しめるので全然問題ないんだけど。逆に言えASのボリュームが凄い。

ももたはファーストシーズン(月森くんたちですね)のメンバーが大好きだったし、手を出したら絶対ハマると思ってて。だけどVitaで出たのを機にやってみたんだけど、そりゃあハマるよね(遅い)。うん、仕方ない。全体的に今時の子達になったというか、おバカになっててみんなできゃっきゃしてるのが本当に可愛い。どちらのシーズンもそれぞれ雰囲気があっていいですね。

とにかくもうほんとーーーーーっに楽しかった。これに尽きる。悔いなし。寧ろASはASでずっと継続してほしいとさえ思う。どんだけでも語れる気がするけど、結局最終的には、みんな大好きだーーー!

金色のコルダ3 AnotherSky feat.函館天音 ソラ ニア感想

トーノの衝撃から若干立ち直り、再び再開です。今回は双子セットで。

 

以下、感想です。  ※ネタバレ有

 

★ソラ

猫だったらどうしようかと思った。普通に人間でした。良かった良かった。函館天音は何が起こるが分からないとトーノの件で身に染みたので、いつどんでん返しがくるかとドキドキしてた。

ソラは常に無気力で、とりあえず生きるための最低限の事だけやってる子。気だるそうな話し方でこっちの事も本当に興味ないんだなっていう感じだったけれど、少しずつ心を開いてくれるのが嬉しかった。そして可愛い。ツンデレ?とはまた少し違うんだけど、後半になると気怠げな話し方の最後にちょいちょいキュンとするセリフ入れてくる所が憎い。

彼もまた一筋縄ではいかないというか、トーノとはまた違った問題を持っていて、幼い頃のトラウマから抜け出せなくて苦しんでいる子。両親を亡くした後、山で世捨て人の様な生活をしていた父方の兄に引き取られる。そこでは自然と共に暖かく育てられるものの、まさかのおじさん病死。それもソラが少し出かけている間で、戻ったら亡くなっているという、そりゃトラウマになるだろうなーて感じだった。うん、しょうがない。

その経験もあって必要以上に人と関わる事をしないんだけど、捨て猫(?)を飼おうとしたりすると無責任な事をするなと怒ったり、無くした携帯電話をみんなで買い戻す事を一番に提案してくれる実はちゃんと優しい子。

だんだん打ち解けてきて、一緒に過ごすのが当たり前になってきた日々の中、たまたまやってきたお祭りで離れ離れになってしまう2人。ここで突然行方不明になったももたのせいで過去のトラウマ勃発。一気に心を閉ざしてしまいます。もうね、ほんとごめん。浮かれてる場合じゃなかった。はぐれたくらいでとは思うものの、いかんせんタイミングが悪かった。心を開きかけてくれてた最中に傷をえぐってしまい罪悪感半端ない。それからパタリと心を閉ざしてしまうソラですが、例え別れることになったり、出会った事を悔いることがあったとしても出会った事には意味があり、共に過ごした幸せな時間には価値があるのだ、という事に気付いてようやくまた向き合ってくれます。

わかる、わかるよ…。死別って本当に辛くて辛くて、ただでさえ辛いのに、これからの人生でもう一度でもこんな思いをするのは考えるだけで耐えられないと思っちゃうんだよね。だけど出会わなかったら良かったとかそんな事を思うのではなくて、その時間を大切に思う事が出来るようになってよかった。そう思えるようになるのは、前を向きはじめた証だから。まだ悲しみの中にいるときは、そんな事すら考えられない暗闇なんだよね。ももたも忘れない様にしよう。

吹っ切れてからのソラは、それはもう可愛くて可愛くて。急にデレる訳ではないけども、さりげなく寄ってくる所が萌える…。ソファのシーンなんて可愛すぎか!!!告白のシーンもちゃんと好きって言ってくれた所がキュンキュンしました。エピローグも可愛すぎるし本当に幸せになってくれると嬉しい。

 

★ニア

双子の片割れ。コルダ3では写真部?報道部?に所属して色々と助けてくれた子ですね。コルダのファーストシーズンの友人は天羽ちゃんという至って普通のいい子だったので、初めて彼女に会った時は物凄く違和感があったけれど。長く付き合うにつれ彼女もまた一味違った魅力をもつ素敵な子だなと思った。彼女とアンサンブルが組めて嬉しい。というか前作は冬海ちゃんの声をやられていた方の様で、またまたびっくり。え、ほんと?冬海ちゃんはいい子だけどちょっとおどおどしすぎていたのでニアの方が断然好き。

そして彼女は今回のASでもよりミステリアス感が強くなってた。毎晩自分が星奏の生徒として過ごす夢を見ており、その中ではももたは沢山の人に囲まれてキラキラとリア充生活しているのに、自分はそんなに仲良くなれないまま少し離れた場所からそれを眺めている。今、こうして仲良くなれたからこそどちらが現実かわからなくなる、という、コルダ3の設定を匂わす感じだった。

ニアは元々感情を表に出すタイプではないから、そんな風に感じている事自体に少し驚きだったし、ももたと過ごしたコルダ3(無印)の世界=ニアの夢みたいな感じだったので、もしかしたらあの時はそう感じてたのかな?と思うと少し寂しかった。うちらすごく仲良かったからね!!コルダ3の時だって間違いなく大切な友達だと思ってたよ。まあニアの夢の世界は、実際のコルダ3とは似て非なるものなんだろうけど、あれだけ片方はちやほやされてるのに全く気にせず己の道を行く彼女はとても素敵でした。女友達ほんと大事。

天羽ちゃんみたいな典型的ないい子もいいけれど、彼女の様なミステリアスで個性的な友達も新鮮で良かったです!

 

全てが明らかにされた訳ではないから気になる所も多いけれど、この2人は過去に辛い別れを経験したり、今でも色々な物を背負っている。だけど前を向いて歩き出しているし、人には関心が薄そうでいて人の痛みが分かるいい子たち。そして受け入れてくれたらとても大切に思ってくれる。2人が喧嘩して言い合ってる所も似た者同士で息ピッタリで、ほんと可愛くて大好き。これからもよろしくね。

金色のコルダ3 AnotherSky feat.函館天音 トーノ感想

ついに函館天音に到達したものの、色々衝撃的すぎて受け入れられず、一旦コルダから離れた(お陰で同時進行してたRPGがめちゃめちゃはかどった)

もうね……トーノーーーー!!(;ω;)って感じ。

 

以下、感想です。 ※ネタバレ注意

 

★トーノ

見た目よし、性格もよしでプレイ前から絶対好きになるって思ってた。なんならコルダ3の時から好きだった。ただ、明らかに訳ありオーラ出しまくってたよね。AS横浜天音ではこの人達…何者?的なポジションだったし、途中でBP食べてたし、コンクール決勝後の消え方とか、もう答えは薄々見えていたけど、信じたくない一心で進めてた。

結論からいうと、トーノは主人公の音楽から生まれたファータ。道理でファータに詳しい訳だ。そのお陰で無印で楽譜を探して走り回った懐かしい日々を思い出した。彼はヴァイオリンが弾けなくなった主人公の側で、涙を拭って自分が大好きだったヴァイオリンをもう一度聴いたり一緒に演奏したいと祈っていたら人間になる事が出来ました。ただ、人間になる代償として、主人公の記憶を失い、唯一残っていたヴァイオリンの音の記憶を頼りにももたを探しつつ函館天音の生徒となっていた、、、んですが、そもそも妖精の魔法は一時的なものなので人間でいられる時間も限られる。そのため、何とかコンクール優勝までは持ちこたえるものの、その日の夜、想いを伝えあった後消えてしまいます。……これ、思い出すだけで泣けてくるやつや…泣

もう、本当無理。受け入れられない。元々PSPで各学校バラ売りだった時は三本購入した人だけプレイ出来る特典みたいな位置付けだったせいか、本当にこれで完結っぽいんだけど、これ続編作ってくれないかな…泣  トーノ救済ED作ってくれたらまじで買うし!!と、書きながらも、いやいや救済って言葉は違うかな…トーノは幸せだったんだもんな…とか考えてまたジワるっていう。涙  なぜあんな終わり方に…。最後なんて嘘……嘘……って呟きながらボタン押してた。最後の最後まで消えない可能性を信じてたのにー!!(T ω T)  涙ぼろぼろ。

函館天音の始まり方が、少し不気味というかミステリー感出してくる始まりなんですね。記憶も失って頼る人いなかった学校の食堂で、真っ先に声を掛けてくれたのがトーノだった。自分のBPも少ないのに食事(うどんだけど)を奢ってくれて、友達になってくれた事がどれだけ心強かったか。ももたが自分が探してる女の子って気がつく前からずっとずっと優しいトーノでした。

物語の前半は本当に普通の生活で、一緒に遊びに行ったり棚作ったりカレーパーティーしたり。いつもトーノが提案してくれて、楽しい事を一緒に沢山して、もしかして横浜天音で消えてたのは一つのルートなだけだったのかな、このまま普通に終われるのかな、と期待していた。でも魔法で時計直してくれた時も少し意味ありげなセリフだったりと、割とこちらも常に漠然とした不安を持ってプレイしていた。

トーノはみんなで作る想い出や、居場所である二番目の家で過ごす毎日をすごくすごく大切にしていたんだけど、それもまたトーノがファータだった頃に憧れていたものだったり、時間が限られている事を知っていたからこそなのかな、と全てがわかってからまた涙…。二番目の家に初めて入る時、「お帰り」って手を差し伸べてくれた事、本当に嬉しかった。

だからこそ、トーノが倒れて、全てを教えてもらった後は、ずーん……となった。トーノ透けてるぅぅぅぅ!泣  でもはっきりファータだと言われてようやく色々納得。定期的に消えかけて、その度にBPで持ち直すんだけど、もう苦しくて苦しくて。生きろぉぉぉーー!!って泣きながらボタン押してた。

とにかく一つ一つのイベントが暖かくて、優しさに溢れていて、それでいて終わりが見える恐怖で号泣。BP稼ぎまくるから消えないでくれ…って祈りながら、つーかトーノもそんな大事なBP無駄遣いしないで貯めとけや!ってゆう怒りまで沸いてきて(情緒不安定)、これ何万BPとか貯めたらルート変わるのかなとか、延々と頭ぐるぐるしてた。でも、当の本人は何というか意外とさっぱりしていて、もちろん悲しんでるんだけど、何かやりきった感が出てるというか、もう充分幸せだったよ…みたいな雰囲気すごい感じた。ちょっと待って!ももた置いてかないで!!みたいな。寂しいと思ってる…よね…?笑

上手く言えないけれど、トーノは本当に優しくて真っ直ぐなんだけど、反面人間特有のドロドロとか執着みたいなものがないというか。好きという言葉は言ってくれてすごく伝わるけれど、焼きもちを焼く、とか誰かをけなす、とかそういう描写は一切ない。もうちょっと未練というか、普通だったらどんな手を使ってでも生きたい!とか思ってしまいそうだけど、それを感じさせないというか。それがトーノが言う、憧れて憧れてやまない人間の意思の力ってやつなんだろうか…。やっぱり彼にとって音楽を共に奏でる事が最上の幸せなんだろうなと思った。私が勝手にそう感じただけなので、そこら辺をあえて意識して描かれていたのかは分からんが。

もうとにかく最後まで泣けるイベントづくしだった。ドルチェデートのランプくれるのも海で星空見ながらデートだデートだって言ってるのも泣けた。告白シーンでは、2人で愛の挨拶一緒に弾くのすごく良かったけど嗚咽。最後まで決して消えたくないって言わなかったのは、悲しい思いをさせたくなかったっていうのもあるのかな。あんなに楽しみにしていた旅行だってまだ行ってないよ…( ´ ;ω; ` )  むしろみんなで旅してるノーマルEDの方がよくないか。

あと、トーノの呪文。「セラフォイファーレ」って何回か唱えてくれるんだけど、途中までは普通に「トーノの呪文」って出てたんです。語彙の意味が。だけど最後の告白シーンでの呪文の時は「きっと出来るよの意味」って追加されていてですね…。不意打ちで更に泣けた…涙  二週目は初回から出ていたので上書きされたんだと思うんだけど、最初は絶対なかったと思うんだよね。もうどこまで泣かせるんや…。

ただですね、泣きながらもちょっと気になったのが、例え消えてもずっと側にいるよと言ってくれた事。あれはももたの心の中にいるよ、なのか、姿は見えなくなってしまうけどガチでファータとしているよ、なのか…。後者だったら次の恋愛しにくいな…と思ってしまった(おい)

とにかくトーノルートは涙涙のストーリーだった。最後のエピローグで抱きしめてくれてるスチルの2人が幸せそうなんだけど、それもまた涙。プラティーンだったら何とかしてくれないのかな…。部長の時、アレクセイさんいきなり妖精の国行ってたし。笑  割と気軽に会えるのではないか。ももた的には、そこでもう一度トーノが人間になって、今度こそずっと一緒に幸せに暮らしました、っていうストーリーを脳内補完して、勝手に完結してる。

本当に最後まで「愛しい」、そんな気持ちが溢れて出るルートでした。

金色のコルダ3 AnotherSky feat.横浜天音 氷渡感想

ASシリーズでの初攻略対象。3では七海君をいじめ倒したり、(ほぼ)犯罪に手を染め、結果私と冥加部長の絆を深めさせる噛ませ犬的な役割の彼でしたが、3のスペシャルで好感度急上昇。今作での活躍を楽しみにしてました。

 

以下、感想です。 ※ネタバレ有!

 

★氷渡 貴史

見た目からして明らかに個性的。パンクなオーラを纏いつつ、実はチェロ担当。そこはロックじゃないんかい、と思いつつも横浜天音では冥加部長・天宮先輩に続く実力者です。

今回彼が攻略対象となり、彼のポジションが明確に確立された。おめでとう、冥加部長の後継者。いやー良かった。冥加部長が途中から思いの外まともな人になってしまったのでね、笑いが足りなかった。期待してただけに、少し寂しかった。でも、部長はちゃんと後任を育てていたんだね!

彼は3の時は登場回数も少なく、嫌な面しか見えず、根は悪い子ではないんだろうな、程度で終わっていた。あの見た目から充分面白キャラという推察できるものの、ただの個性派パンク野郎という可能性も捨てきれない。だからこそ、ももたの予想を上回る厨二病に設定した製作者に拍手喝采

何かもう自分が冥加部長と天宮さんのアンサンブルに加わっている事が誇らしくて堪らない所とか、実力が全てだとか言って威張り散らしてる所とか、それでいてクラスで友達にいなくて美術の課題でぼっちになりそうな所とか、もうほんとに、可愛くて仕方ない。

攻略前は確かにイラついた。響也の転校騒動もあったし、好感度上げないままだとこっそり練習してるイベントとかも起きないから、ただの嫌な奴にしか思えないんだけど、いざ攻略してみると許しちゃうよね。微笑ましすぎる。

そしてああ見えて以外と常識人。実は面倒見が良かったり、ものすごく一般的な感覚を持っている所もグッド。函館旅行で天宮さんにお昼をご馳走になる時→「人に奢って貰う時って高いもの頼めないよな…だからといって一番安いものを頼むのも失礼な気がするし……俺もわかめうどんで」って可愛すぎないか。

彼は確かに天音学園では実力者で、アンサンブルメンバーとして色々偉そうなんだけど、実は自分は天才ではないという事をちゃんと自覚してる。誰よりも早朝から来て練習していて、それを偶々見ていただけなのに、物凄い勢いで「普段威張っている癖にこんな必死で練習していて俺のことザコだと思っただろ!」的な発言で絡まれて、そこで初めて彼の真意を知る。どんなに頑張っても冥加部長や天宮さんの様にはなれないのは知っていて、それでもついていくために必死で練習する。憧れの人たちと一緒に舞台に立つ喜びを知ってしまったから。もうその想いがすんごい切なくて、凡人のももたは感情移入しまくりだった。あんなに苛めてる七海くんにだって才能があるってわかってて、いつか自分は抜かされるっていう恐怖もあるのに、でも練習するしかない。天音じゃなけりゃ彼だってかなりの実力者だし、もっと伸び伸びと楽しく弾けると思うんだけど、天音じゃなきゃだめなんだよね(;ω;)

だからこそ東日本大会で結果を出せなかった彼が可哀想で可哀想で。氷渡くん探しに行くときに、きゃっきゃしてる至誠館みたら益々辛かった。いや、至誠館も真面目にやっとるけども…。自分の限界を認めたくないけど嫌でも突きつけられて、努力が報われる世界ではない事も分かっているけどまだ信じたくて、いつもと違う弱ってる氷渡くん見てると本当にうあぁぁぁぁってなった(語彙力)

そして東日本大会に進んでも、誰も嬉しそうじゃないですねっていう七海くんの言葉が非常に心に刺さった。ほんとね、冥加部長も天宮さんも既にプロだから、ぶっちゃけ学生の大会とかどうでもいいだろうし、団結?何それ美味しいの?的な感じというか優勝して当たり前の世界なんですね。いや、本当技術だけでいったらぶっちぎりで天音が一番と思うし、ああいう超個人主義というか能力全て!絶対王者!みたいな学校も嫌いじゃないしむしろ大好物なんだけど!それは皆が自信に満ち溢れた天才だからいいのであってね。何だか彼が憧れて憧れて本当に大切に思ってる場所が、冥加部長や天宮さんにとっては何の感情もないっていう温度差が非常に辛かった。

メンバー外されそうになって、冥加部長に縋ってそれでも首切り宣言されてもう息が苦しかったよ…。可愛さ余って憎さ100倍であらぬ方向へ進みそうになる彼ですが、今作は道を誤らず無事メンバーへ復帰する事が出来ました。良かった…!

そしてここから彼の本領が発揮。氷渡語録作りたい。彼のメンバー復帰に一役買ったももたにフォーリンラブ(…)してくれた彼の言葉の数々に心の底から笑わせてもらった。まじで。

氷渡くん、あれ以来、こちらが笑いかけると厨二病が発動してしまう事が増える。

「ああ…まるで女神だ…(略)…あなたこそが絶望の闇に堕ちんとする俺をその手で救ってくださった…なぜ俺はあなたの慈悲に報いるだけの力を持たないのだろう」←どうやらパラレルワールドの氷渡くんが体を乗っ取って喋り出した模様。

他にも突然七海くんに

氷「あいつのこと…女神だと感じた事はねぇか?」七「はい!?」氷「あいつに微笑みかけられると心臓が勝手に高鳴り始める…そんな瞬間はないか?」七「え?え?それってつまり…」氷「あるのかないのか!俺の質問にだけ答えろ!」七「す、すいません!」っていうやりとり爆笑。妄想癖のある七海くんですら混乱してるよ!笑 でもちゃんと答えてくれる七海くんほんといい子!あんなに虐めていた七海くんに今まさに恥晒してる事に気づいて!そこから始まる冥加部長と氷渡くんの首切りシーンの回想(氷渡vision)も爆笑!!君、あんな切羽詰まってた時そんな風に見えてたんかい!

もー本当可愛い。一人でこの症状に悩んで「同級生が女神に見える…そんな症状どこのサイト見ても載ってねぇし…」って。そりゃ載ってねぇよ!!でもちゃんとネットで調べちゃう所も好き(* ´∀`*)

それでいて自分の想いにようやく気づいた(遅い)氷渡くんの告白も素敵。今まで散々笑わせてくれた癖に、告白シーンはすごく優しくて、緊張してるのにちゃんと想いが伝わってきて萌え転がった。EDも告白の返事に対して、「聞くの、怖すぎるだろ。ごめんなさいなんて言われたら普通の顔でいられるかわからない」とかびびりまくってます。割りと細かく分岐があるけれど、私のお気に入りは以下。

氷渡はなかったことにしようとしている

→待てと言うなら待つが…

氷渡への返事は

→察してほしい

これ最強にときめいた。「お前がもし俺のこと、嫌いじゃないならそれでいい」「好きになってもらうようにするから  絶対に大切にして後悔なんてさせない」って!!!!こんな告白してくれた人いた?泣  こんな風に言われたら絶対断れない。今までいろんな人に愛してるとか俺のものになれよとか散々言われてきた(@ゲーム限定)けど、この控えめだけど想いがまっすぐ伝わってくる告白は本当に氷渡くんらしくて良かった。

その他にも、

・自分のお弁当があるのに「世界の食料事情を思うと無駄にできねぇって考えただけだ」と作ってきてしまったお弁当を食べてくれる。

・進路希望を進路絶望と上手い事言ったのち、「お前…今、俺のこと馬鹿なのかなって思わなかったか!?」と絡んでくる。それでいて天音に入るのに無理させたからこれ以上親に迷惑かけるのも…といってこちらを不意打ちでほろりとさせる。

・リコーダーが上手すぎて小4の頃「神笛絶奏のタカ」と呼ばれていた過去がある(そしてそれを少年に自慢する)

等々、素敵な面白ポイントが沢山あり、彼の本当の魅力を理解するにはプレイするのが一番だと思う。登場当初の嫌な奴、から180度見方が変わります。

とりあえず、彼と付き合えば絶対幸せにしてくれるのは間違いないと思う。

金色のコルダ3 AnotherSky feat.横浜天音 七海

何だかんだで、未だフルコンプならず。実は並行してRPG一本クリアしてます。どんだけ時間かけてんだ…。

 

以下、感想です。 ※ネタバレ有

 

★七海 宗介

安定のいい子。出会い当初は想像以上にメンタル病んでてびびった。「自分の音はゴミクズだうんぬんかんぬん」と叫びながら号泣してぶつかってきた時は今後この子を受け止めきれるか心配になった。

コルダ3でも醸し出してたけど、もうちょっと思春期特有な壁にぶつかる系の悩みかと思ってたよ。。。路上でチェロぶっ壊しそうになってた時点でその片鱗はあったのか?天音みたいな異常な環境のせいだとしてもあれじゃ音楽以前にただのやばい人やで…。つーか絶対こっちのが下手くそだから。退学かかってっから!

まあでもマンションまで案内してくれたり氷渡くんから助けてくれたり基本的に(情緒不安定だけど)優しくていい子。響也とのゲームで性格が変わるのには笑った。普段抑圧されてんのかな…。

家族からも愛情たっぷり注がれてまっすぐ育ってるし、可愛いし気は使えるし天音に行くまではきっとのびのび育ったんだなぁ…と微笑ましく思えた。星奏に行ってたら毎日充実の学生ライフが送れただろうに。ご両親、天音で友達出来てるか心配してたけどそんな次元じゃないくらい病んでましたよと教えてあげたい。反面、函館観光で率先して朝市行きたい!と発言できるメンタルの強さも併せ持つ。いや、さらっと言ってたけど普通萎縮しない?笑 君1番下っ端だからね!氷渡くんなんて旅行中ずっと太鼓持ちだったやないか!

優しくてのんびりしている様で実は熱いものを秘めた子。ハルも言ってたけど、昔はもっと自信に溢れて負けず嫌いだったらしい。妄想癖で少々1人で突っ走る傾向はありつつも、ゲームや野球観戦みたいな趣味を持ってたりお料理上手だったり、天音の中では音楽以外でもちゃんと人生をエンジョイしていて安心する。ハルや新君達とも仲良いし。むしろ天音メンバーで友達がいる人を彼以外に知らない。

珠玉ルートでは、彼も才能を見込まれて天音に入学したものの、中々自分の才能を信じられない。そんな中、アレクセイにマエストロフィールドの種を貰います。格段に音が変わる七海君に違和感を覚え心配するも、手にした力が嬉しい彼は、こちらの言うことに聞く耳持たず。むしろ余計な事を言うなと怒られる。ところが、成長したと真っ直ぐに自分を褒めてくれるハルや必死で練習するみんなを見て、自分のやっている事は卑怯だと自覚します。このままではいけない、例え技術力が落ちたとしても自分で生み出した音で勝負したい、と決意し、アレクセイに種を返却。そしてそのままファイナル、ハッピーエンドと続く。一度手に入れた力を手放すのって本当に勇気がいるのに、逃げずに向き合った点は拍手。大人は色々理由をつけて言い訳してしまうから、若いっていいなぁと思えた。アレクセイもそこまで無理強いしなかった所も割と好感度。というか今までプレイしてきて、アレクセイそんなに嫌いになれないんだよね。謎が多き人。

続いて逆注目。これまたももたはそこまで印象に残らず。彼は年下で頑張り屋の弟的な性格のため、そこを最大限に生かしていた。年の差を気にして大人っぽくなりたい!というTHE.王道ルートでした。

そういうテーマだから仕方ないかもしれないけれど、少し子供っぽさを押しすぎた感は有。パンダの弁当箱がどうこういってたのはもはや乙女。そして彼が大人の先輩として師匠として崇めたのは神南の土岐先輩。いや…気持ちは分からんでもないがちょっと無理ないか。せめて東金部長にしとけや。まあ、2人でこそこそ相談してたり、頑張ってエスコートしようとしてくれてたのは微笑ましかった。土岐先輩も結構ちゃんと付き合ってあげていい奴だなと思った。

最終的には背伸びしないでありのままの君が素敵だよ、となり?終了。いまいち覚えてない。なんかきっかけあったっけ?正直トキメキは全くない無風状態ではあったものの、常に微笑ましかったし、応援はしたくなった。きっとあれだ、彼は大学生くらいになったらすごくモテるんじゃないかな←

コルダは登場人物が多い分、年下枠が3名と結構割合高い。反面ASじゃなければ同い年枠2人だから少し珍しいですね。その3枠がきちんとタイプ別に分けられていて素晴らしいと思う。甘えん坊&チャラい枠、年下ながら自分よりもしっかり者(でも恋愛方面には弱い)枠、純粋でまっすぐな弟枠で、通常どれか1パターンのゲームが多い中で、全パターンを網羅している。あ、志水くんタイプがいないか。まあ彼は中々レアな上被ると困るので除外としても、年下苦手な人でも誰かしらには引っ掛けてやろうという気概はあっぱれ。3人が仲良しで良きライバルというのも好印象。性格的にもバランスが取れているし、これから切磋琢磨して大きく成長して欲しい。

 

金色のコルダ3 AnotherSky feat.横浜天音 冥加感想

コルダ3の時点で、冥加は私の中でのお笑い担当だった。恐らく誰もが彼のことを厨二病と診断する中で、私も例外なく今作での彼の活躍を楽しみにしていた。大船に乗ったつもりで期待に胸を膨らませていた。それなのにこんな事になるなんて…。

結論

すんごいときめいた。

 

以下、感想です。 ※ネタバレ有(コルダ3含む)

 

★冥加 玲士

いやーびっくりした。まさか彼にときめくなんて自分でも信じられない。でもお笑い要員と認識してた分、カウンターが物凄かった。完全に油断してた。もうめっちゃ好きなんだけど!

ももたは基本入り込むタイプなので、相手の呼び方も無意識に主人公と同じになる。○○部長、△△さんとか。ただ彼に関しては一貫して冥加呼びだった。お笑い担当だったから(しつこい)。でももう呼べない。敬意を表して冥加部長と呼ばせて貰おうと思う。

正直最初の出会いは、例の変な制服で登場して、帝王的なものに成り切ってるいつもの冥加部長だったから、こっちとしてもお帰りー!となったよね。やっぱ君はこうじゃなきゃ。まだ厨二病治ってないですね!良かった!!って思ってた。その内響也の転校騒動と氷渡くんの首切り未遂で、彼への想いは一瞬憎しみに変わるし、結局厨二病は最後まで完治はしていないんだけど、それを上回る胸きゅんをくれました。

彼との因縁は7年前のコンクール。こちらの失言により彼の尊厳を深く傷つけてしまうのだけど、それに関してこちらは全く覚えていなかったという切ない状況から始まる。ただ、こちらのヴァイオリンの不調もその件が根本にあるので、忘れてたというより無意識に封印していた感じですね。そもそもそこまで根に持たれる事なのかという気もするけれど。確かに失礼だったけど、まだ子供だしそっちの状況なんて知らんしで、善意で言ったつもりの言葉にそんな切れられたらこっちもトラウマになるわ…。そんな前提があるので、前半は徐々にお互いを知って打ち解けていくイベント多し。コルダ3の時は他校かつ嫌われていたため、個人的に一番絡みが無かった気がするけど、今作では少しずつ距離を詰めていけました。というか、正確にはこちらに彼を理解する時間が貰えた感が強い。3の時も今と変わらず貶めてきて、でも私のことめちゃめちゃ好きやないかいっていうのは充分伝わってた。ただあの薄い絡みの中でそのテンションでこられてもね、こっちがそこまで高められないというか、悪い奴ではないんだけど…で終わってた。その分、厨二病部分だけに目がいって面白い奴ポジションだったんだけど。今作の彼は一味違う!帰りに車で送って貰ったり秘書代行したりして関わっていく内に、やっと彼自身の良い所も見えてきた感じ。それでいて函館旅行の時とか厨二感はしっかり残して笑わせてくれるし、絶妙なバランスが取れてたと思う。プレイヤーの客観的な視点では悪い奴ではない事は分かってたけど、実際の主人公の視点でもようやく理解出来る存在になったというか。何だかんだ言ってもちゃんと会話してくれたり冗談言ったりするのが、あんな態度取っても嫌ってないって(本人は不本意でも)主人公に伝わる感じが良かった。まじで3の時は主人公からしたら訳分からん奴だったと思う。

珠玉ルートは、冥加部長の秘書代行をする事でどんどん距離が縮まっていく2人。最初は受け入れてくれなかった秘書代行も、課題曲を完璧に弾きこなしたら認めてくれました。船上パーティーなんかはもはや告白してるよね、って感じときめいた。食べ方教えてくれる冥加部長かわいい。そしてそれをパクっといった時の反応が笑えた。あぁー微笑ましい。お昼を一緒に食べる時に律儀に毎回くれるビーズも(いらんけど笑)どんどん集まってブレスレットになるのも感慨深かった。後は、7年前の部長の言葉を覚えていて、ちゃんとこちらにも影響を与えていたんだよっていうのも伝えられて良かった。

そんなこんなで徐々に認められてきた中、天音学園でクーデター勃発。正確には政権奪回?になるのか。追い出されていたアレクセイが御影さんを使って理事長の座に返り咲きます。ここは何だか御影さんが切なかった。彼女、アレクセイの事好きなんだよね。でも眼中にないのもわかってる。彼は音楽しか興味がなくてそのためには何でも出来て、それが残酷な事だとも思わない人。でも終盤はほんの少しだけ人間っぽい所も見えたりしたから、いつか御影さんの想いも報われるといいなと思った。そして、メンバーの為に土下座する冥加部長!あんた…変わったね…!涙  ちなみに日本式土下座かと思ってびびったけど、いわゆる西洋の跪き?的な感じで安心した。

理事長の座を奪われても、まだチャンスはある、まずはファイナルで優勝して、他の役員を味方につけて返り咲くぞ的な感じで、今までより一致団結して臨みます。その過程で冥加部長と少し改まって話す機会があるんですが。それがもうまじでキュンキュン…!いつもの口調と違って少し優しくなって、もう一度あの頃のヴァイオリンを聴きたいと言ってくれる。いやーほんとギャップ萌えでした。

告白シーンも良かった。コンクール後に自分の想いを再確認して、今の感情だと何を話していいかわからないっていうね!何なの君!そして「自分の想いは叶わない事は分かってる、だけど叶わない願いに振り回されるのには慣れている」って!!もう…もうね…何か彼の今までの人生とかそういう部分もひっくるめてぐっとくるものがあったよね!!そんなこと言われたら断れないまじで。

逆注目は普段より更に人間らしい冥加部長でときめいた。珠玉より日常感が多くて癒される。やっと終わると思った仕事が追加された時に、「あぁ…ヴァイオリンが弾きたい…」って疲れた声で言ったり、他の部員にパシられて押し付けられた所を手伝ってくれたり、本当に君冥加部長?もう最初の頃とは別人や…。ギャップ萌えで転がる。

ただ冥加部長がここで終わる訳もなく、再度地雷を踏むももた。ニアと行ったケーキバイキングで冥加部長の話をしていたら、まさかの側で聞かれており激切れされます。いや、確かに話したけど悪口じゃないし。こっちの気持ちとしては、そんな怒らなくてもいいじゃないか(;ω;)って感じ。でも彼にとっては大事な事なんだよね。ニアのやつ余計なこと聞きやがって!心が凍りつくとはこの事ですね。そしてその後の御影さんの言葉流石に大人だなあと思った。確実に私より若いけど。

そしてここからが怒涛の展開。理事長室で一旦和解した後、オーディオからある曲が流れます。それがあの「ソルヴェイグの歌」なんですねー。彼にとっては辛いを通り越してトラウマレベルの曲。案の定その曲を聴いた彼は、を気を失い、目を覚ました時はまさかの記・憶・喪失!爆笑 いやすごい。そうくるか!と思った。今度はこっちが覚えられていない状態に。そしてあの手この手を尽くすものの中々思い出してくれない部長。記憶喪失になる前に丁寧な日常のイベントが描かれていたのはこの為だったのか。その後、こちらが絡みに行く度に、思い出して欲しければもっと来い的な発言を多々する様に。あれっ?と思いはじめた頃に、種明かしが。何と途中から既に思い出していたそうな。ただ追いかけられるのが心地よくて隠していた冥加部長。お前、いつからそんなテクニックが使えるようになったんだ…!!そして、「もう少しこのままでも良かったが、もう俺が耐えられなかった」なんて事を言ってくれるんですよ!!お前、いつから(略)

結局記憶を取り戻して良かったね、となるんですが、地味に素晴らしいのは周囲の反応。冥加部長の記憶が戻った後、みんなに話しかけると良かったね的な事を言ってくれるんですが、好感度の高さによってセリフ少しが変わるんです。天宮先輩のセリフなんてめっちゃきゅんきゅんしたからおススメ。ももたそういうの大好きで、ASシリーズではちょくちょくそういうヤキモチ的なのがあってときめいた。

そして最後はあのトラウマの曲も、嫌な思い出だけではないんだ、と克服してハッピーエンド。

いやー本当に彼のルートは良かった。想像の斜め上を超えた。おまけのスペシャルも良かったし、冥加部長が素直に優しくしてくれるだけでこれだけときめくって今までどんなんだったんだ。というか、私、4はまだ未経験(購入済)なんだけど、あくまでもこれはアナザーストーリーなんですよね。また3から継続の訳わからん厨二病スタートだったらどうしよ…笑

とりあえず彼の好感度爆上がりで愛が止まらない。