北極星

オタクが好きなように綴っていくブログ。ゲーム感想多め。

金色のコルダ3 AnotherSky feat.至誠館 八木沢感想

新くんで燃え尽きた感があるけれど、八木沢部長も大好きです!

 

以下感想。 ※ネタバレ有

 

★八木沢 雪広

誰に対しても礼儀正しく敬意を払い、思いやりに溢れた素晴らしい子。常に自分の出来る最大限の努力を惜しまず、正しく前に進む事が出来るいわゆる優等生。意外と策士等々言われる事もある様ですが、それでもゲスさは一切ない爽やかボーイです。古くから続く有名な和菓子屋の名家だけど、それを鼻にかけることなく、成金とは違う育ちの良さが溢れ出る正真正銘の超優良物件。良き彼氏・旦那さんになる事間違いなしで、こんな彼を育てたご家族もきっと素晴らしい人なので嫁姑問題の心配もなし。懸念事項としては長男故に将来は和菓子屋の後を継ぐ(と思われる)ため、仙台在住が必須になる事、子供が産めなかった時のプレッシャーが凄そうな事かな。と、リアルに考えちゃうももたですが、心はピュアな高校2年生だから。ピュア同士の恋愛を繰り広げたいと思う。

彼はもう優等生というか、本当にいい人すぎてどうしよう。高校3年生にしてそこら辺の大人よりもずっと人間できている。これから色々な悩みや挫折があったとしても真っ直ぐ乗り越えていい大人になるんだろうなーと思わせてくれる子です。ただどんな人も話せば分かる、って思ってそうだから、腹の底から悪意の塊みたいな人に出会ったら理解できなくて心が折れそう。世の中にはそんな人もいるからね。ももたは少し心配です。

そして新くんの所では深く触れませんでしたが、至誠館のメインテーマである吹奏楽部VSブラバン部の主要人物。そもそもの事の発端は去年火積くんが起こした暴力事件。大会出場の道が断たれそうな中、火積くんを退部にすれば丸く収まる。周りはもちろんそのつもりだったけど、八木沢部長(当時高校2年生)は大反対。最後まで彼を庇い、大会出場を見送った事で結果大部分の部員は退部し、新たにブラバン部を設立、といった経緯なんですが。あれ?当時の部長何してんの?笑この時ってまだ部長じゃないよね?もう引退してんの?普通だったら3年の春に引退な気がするけど、今年は八木沢部長も長嶺さんもバリバリ現役だし。今年が遅いだけなのか。恐らくいるはずであろう部長を完全に無視してて可哀想だった。え、もう引退してたの??

この事件は長嶺さんの時に色々と深掘りされますが、正直うーん、となった。なんつーか八木沢部長側にも非がある様な…。別に辞めさせないにしてももうちょっと事情を聞くとかね、火積くんだって伊織を助けてこうなった訳なんだから、そこ隠す必要あるのかなー。まあ彼的には助けたつもりはなく単なる八つ当たりだったと言ってましたが。伊織ももじもじしてないでもっと早く言えや、と思ったり。もう少しやり方があったのでは感。八木沢部長が真っ直ぐで正論すぎてちょっと難しい。転校してきた当初、吹奏楽部と言っているにも関わらずヴァイオリン弾きの入部を受け入れてくれる所もね、新くんが何も考えずに誘っちゃうのは分かるけど、コンクール前の部の存続が掛かってる大事な時に入れてくれるんだよね。そして常に気に掛けてくれる。こういう所が拗らせちゃうんだろうなと思った。この時はこちらもそんな事知らないから、私の事入れてくれてありがとう!優しい人大好き!なももたでしたが。背景を知ると、この物凄く大切な時期に何入れちゃってんの!?となる。ましてやサブメンバーなら兎も角、ばっちりレギュラーでその為のアンサンブルまで考えてくれて。笹かま先輩がちょっと無理じゃないかと言っても、「音楽を愛する人を拒めない」的な感じで入部させてしまう。いやいやいやそれはあかんで…。何の為に頑張ってきて、何故ブラバン部と対立したのかが分かってない。というか分かってても譲れないんだろうけども。それが彼の良い所で、決して間違ってはいないんだけど、納得できない人も少なからずいて、その人たちも間違っていない。だからそんな気持ちがありつつも、ももたをすんなり受け入れてくれた笹かま先輩の器がまじででかいと思った。そして昔の様に楽しい音を出したくて入部しただけなのに、何の思い入れもない部の存続をいきなり背負わされる羽目に。そんな切羽詰まった状況ならこっちも空気読んで断ったわ!…とは言いつつも入部しないと始まらないので、吹奏楽部の役に立つべくせっせと練習に励んだ。

八木沢部長の共通イベントはほのぼのとして心が暖かくなるイベントが多かった。もうほんと優しくて穏やかでいい。優しい人ってほんと好きなのね私。一緒に帰るイベントでは「2人きりだ」→「小さくガッツポーズする」に笑った。ちょいちょいキャラ設定おかしくなるこの子。

珠玉ルートはやはり吹奏楽VSブラバン部がメイン。新くんの時でも話の流れは同じでしたが、当事者なだけにぐっとくるものがあった。やっぱり今の吹奏楽部も好きだけど昔の吹奏楽部も大好きだったんだよね。でもきっと同じ事があっても同じ選択をする事もわかってる。だからどうにもならないのが辛いんだろうなー。謝るのも違うだろうし。

彼は部長というあるべき姿に囚われて一人で悶々と悩んでしまうタイプ。そのためこちらが一生懸命練習して、部長部長と慕う事で好感を持ってくれた模様。肯定されてる安心感があったのか。きっとこれから色々なイベントを経て、弱い所見せてくれたり頼られたりして、少しずつ八木沢部長の心も救われていくんだろう、と微笑ましく思っていたのですが。なんか色々ぶっとばして命救った。いや笑っちゃいけないけどもツッコミ所が満載で笑える。ロッククライミングが趣味なのは知ってる。意外性があっていいと思う。けどそれ大会前にやる事?ていうかそんな危険な所で1人って気軽すぎないか。てか命綱は?ねえ自然舐めてない??てか病院行けよ!気絶してたよね君!!

悩んだ末の気分転換のロッククライミングで足を滑らせ、ももたに発見される部長。必死で駆け寄ると何だか切々と自分の不甲斐なさを語ってくれるんだけど、最早それどころじゃない。救急車手配レベルなのに何事もなかったかの様に帰宅する2人。いや頭って本当に危ないからね、数日後とかに異変が起きたりするからさ、病院行った方がいいよまじで。因みに部長探索時に「諦めて帰る」を選択するとお騒がせしましたメールが届くんだけど、自力で帰った様子を想像するとすごく切なくなった。

そんな事件を経て、ももたはどうやら彼の命だけではなく心も救った様で、仲良く朝日見に行って手を繋いだりニアにからかわれたりキュンキュンして告白を迎えました。ちなみにニアとのイベントでは新くんの恋愛が進んでるとライバル発言してきて超絶悶えた。

逆注目では完全に立場逆転してて笑った。乙女すぎる部長。思春期爆発してて微笑ましいっちゃ微笑ましいけどそんなあからさまに態度に出さんでもと思った。動揺しすぎ。喫茶店カップルシート座る時も、楽器店を一緒に回る時も選択肢によっては、こっちはそこまで迫ってないのに意識しまくられて避けられて、挙げ句の果てに深夜に振られるって言う腑に落ちない事態になる。彼は彼なりに1人の部員を特別視出来ないと思い詰めた末の決断だけど、結局自分の気持ちからは目を逸らさず最後は告白してくれました。「驚かずに聞いてください」って言われてもバレバレだったけどね!彼とのお付き合いは穏やかで幸せな未来が待っていると確信している。