北極星

オタクが好きなように綴っていくブログ。ゲーム感想多め。

金色のコルダ3 AnotherSky feat.至誠館 長嶺感想

何故かドラゴンボールにどハマり中。懐かしいわー。アニメ全部見返したい病。かめはめ波打ちたい…!

 

以下、感想です! ※ネタバレ注意

 

★長嶺 雅紀

ASシリーズにて初登場。完全初登場のキャラって彼のみですね。遠い親戚のよしみで、母親と一緒に長嶺先輩のお家@寺の離れに同居させてもらうという美味しい設定。実際は色々面倒くさそうだけど。水回りは共同ってすんごい気を使いそうじゃない!?風呂くらい好きな時に入りたい。彼は前情報も見てなかったから全く未知でワクワクするも、顔から滲み出るSっぽさで何となく彼の方向性の予想がついた。そして概ね当たっていた。

至誠館のメインテーマである吹奏楽部vsブラバン部のブラバン部側の部長となります。ラスボスですね。そちら側からの視点で描かれるので、また別の観点で見ることが出来るのが新鮮でよかった。というか吹奏楽部を辞めたんだからもうほっとけばいいのに、やたら妨害してくるのが彼の怒りの根深さを物語っていた。

彼のルートは1パターン。周囲の目を気にして学校では話しかけるなと言われるもめげずに突撃していくももた。陥れる気かとまで言われ、どんだけスリリングな世界で生きてんだよ、と思っていたら話しかけた瞬間に部下(?)が飛んできて笑えた。軍隊か。そして吹奏楽部の廃部を防ぎたかったらアドバイスをやる、だから言うことを聞け、と言われほいほい従うももた。ここから彼の下僕の日々が始まります。もうね、相当拗らせてるこの人。ぶっちゃけこちらとしてはもはやアドバイスとかいらんし、こっちはこっちで頑張るからもうそっとしておいてくれないかな、と思いつつも段々可哀想になってきて見捨てられなくなってくる。突然呼び出されて3分以内に来いだの、大会の練習で忙しいのにブラバン部の交流会をするから練習してこいだの、構ってちゃん炸裂。面倒くさい事この上ない。もちろん下僕ももたは速攻で図書館駆けつけたし、交流会も習熟度100で大成功を収めたけれども。なんて言うんだろう…転がされてるはずなのにこっちから全力で転がってあげてる感半端ない。いや別にいいんだけどさ…かっこいいし(結局それ)

何度も図書館に駆けつけた甲斐あって徐々に彼も心を開いてくれます。こっちが他のブラバン部員と交流しているのをみてヤキモチ焼いたりね。すんごい怒ってるけど微笑ましい。つーかブラバン部員と仲良くなるための演奏会だったはずで、そのためにこっちは必死で掛け持ちしたんだから少しくらい許してほしい。

ただ彼の拗らせは吹奏楽部の一件が大きいですね。元々の素質もあったと思うけど。そしてこれに関してはこちらも同情しちゃうからうーんてなる。彼のセリフですごく心に残っているのは、火積くんを庇って大会に出られなくなった時に八木沢部長にいったセリフ。「お前は誰に対しても平等で、今まで共に過ごしてきた仲間たちの気持ちを考えたことがあるのか」的な。もうね、ほんとそれ。きっと彼は八木沢部長の事親友だと思ってたと思う。もし今回の事がなかったら、今でも大会に向けて一致団結して一生の仲間になってたはず。八木沢部長だってきっとそう思っていただろうけど。それにしたってさ…。私でも今まで積み上げてきた物はなんだったのかって思うわ。結果大会に出られなくなったとしても、もう少しちゃんと向き合ったら長嶺さんたちも出てく事はなかったんじゃないだろうか。八木沢部長は長嶺さん達が怒った理由を本当に分かってるのか。どちらが悪いという話ではないんだけれども。

決別した後も、吹奏楽部を潰そうとする画策する長嶺さん見てると何だか悲しくなった。吹奏楽部の事大好きなのに許せなくて、八木沢部長も憎んでるのに嫌いになりきれなくて。そこら辺をちゃんとわかってる新くんとか狩野先輩本当に素敵。

始めは吹奏楽部員として面白半分に利用&痛めつけてやろうと思われてたけど、一生懸命で健気なももたにグイグイ惹かれていきます。えへへ。木星を弾いた時、(習熟度が低い時かな?)曲の解釈を延々と語ってくれるのには笑った。大会で弾きたかったんだよね!そして段々打ち解けていったものの、おバカな新聞部の熱愛疑惑によって距離を置く2人。新聞部のバカ!とは思いつつ、この件をきっかけに長嶺さん完全に自覚しましたね。夜、姿は見えないけれど、お互いを思いあって弾いた木星はすごく良かった。ホルンっていいね…。終盤は停電で2人っきりの時に好きだと言ってくれたり何かもうこっちも好き!ってなった。笑  

最後は伊織の代打で木星を演奏してエンディング。これもすごく良かったです。何だかんだちゃんと演奏を見にきてくれる所も、練習無しで息ぴったり弾ける所も。やっと許せたんだろうなーって思えた。でも、もうそれぞれ別の場所で頑張るんだよね。うん、凄く良かった。

最後は祝賀会を抜け出し、仙台の長嶺さんと再び合流。無事ハッピーエンドを迎えました。ドレスで帰る所想像すると笑えるけどな!いい終わり方だったと思います。スペシャルの焼きもちも微笑ましかったし、キュンとした。あとは時折主人公の人格がぶっ壊れる選択肢が出る所には笑った。「いい体ですね」とか「お約束最高!」とか完全に長嶺さん舐めてて受ける。何だかんだでお似合いの2人だと思いました。