北極星

オタクが好きなように綴っていくブログ。ゲーム感想多め。

金色のコルダ3 AnotherSky feat.横浜天音 如月響也感想

響也はね、ももた最初から好感度高いんです。何だかんだ自分の事一番わかってくれてる感あるし、恋愛関係にならなかったとしてもお互いすごくいい関係が築けると思ってる。勿論恋人になっても幸せになれると信じてる。だからこそ安心して取りかかれると思った。それなのに初っ端から怒涛の展開で心が追いつかない。

 

以下、感想です。※ネタバレ有

 

★如月 響也

幼馴染だけあって横浜天音に転校してくるのも一緒。やっぱり響也が出てくる横浜天音は、転校のくだりが丁寧ですね。地元の友達とか出てきて、別にここにいても充分楽しいだろうに、転校を決める勇気は素晴らしいと思う。そして、少し驚いたのが同世代による響也の位置付け。ももた的には響也って本当に普通の男の子の象徴だと思ってました。勿論ヴァイオリンは上手だけど、等身大の男の子っていう。それがクラスメートの視点ではしっかりしてて大人っぽいと評価されてて衝撃。いや、リアルにいたら絶対モテると思うけどさ…。今まで周りがみんな個性的すぎるせいで目立たなかったけど、彼も充分イケメン枠設定だったのね。

響也は入学当初から本当に本当に励ましてくれたり側にいてくれたり助けてくれたりで、こんな氷の様な天音学園でやっていけたのは響也のお陰と言っても過言ではない。まじで。何だかんだ言いつつも結局一番見ててくれて、本当に困った時にはちゃんと手を差し伸べてくれていやもうやっぱり大好き!!って思った。だからこそ、、、だからこそ、、、なぜ転校させた…!!!泣

もうほんとね、これ転校させる必要あったのかと。いや確かに彼だけ他校設定ではなかったけど。星奏メンバーの立ち位置は、至誠館・神南を経験してきていれば分かったはずだけど。でも何の疑問も感じなかった。だって響也だから私たちいつも一緒だったから。これからもアンサンブルメンバーとして共に頑張れると信じてたのに。。。えっ嘘…嘘…って言いながら進めつつ、結局退学は免れず。まさかの最初の演奏会で脱落。しかもあんな響也の事傷つけて。しばらく冥加に殺意沸いてたし、立ち直れなかった。

そしてこの部分は共通ルート。ももたなんて最初天宮先輩攻略予定だったのに、それどころじゃなかった。イベントとか発生しても集中できなかった。しかも響也が去ってしばらくは、ちょいちょい残像?が出てきて、響也がいてくれたらこう言うんだろうな…って思わせる演出に本当に涙。むしろもう心開けない。冥加許すまじと誓ったし、面と向かって大嫌いだと言ってやりたいと何度思った。主人公が徐々にメンバーと打ち解けていっても、ももたの心は復讐に燃えていた。

そんな中、傷ついた響也を見つけた律が星奏に引き入れます。もうね、律ー!泣 と思った。やっぱり律大好き。響也もしっかりしているけど、やっぱりお兄ちゃんなんだよね。律が素で心の底から響也の事認めてて、冥加に「自分を超えるヴァイオリニストになる」って言った時もまじで一緒に冥加にメンチ切ってた。お前なんかももたの眼中にないわバーカ!って怒り狂ってた(←醜い)

その後紆余曲折ありつつも、響也は星奏に入学、今度はライバルとして切磋琢磨していきます。星奏に行って楽しそうな響也を見て、ホッとする反面凄く寂しかったよ…。本人意外と引きずってないし、馴染んできた様子を見て私も天音で頑張ろうと思えた。ただ、初めにも記載した通り、最初は天宮先輩を攻略してたんですね。そして私はまだ攻略してないキャラは本攻略の時にイベント見たいからあんまり近づかないタイプ。だけど響也の転校は強制ストーリーだから、彼が立ち直っていく過程を見ないまま天宮先輩やっていて、凄く辛かった。天宮先輩へのときめきで、後半かなり立ち直ったけど、響也攻略時に二週目なのにも関わらずまたずーん…ってなった。

まあそうはいいつつ、やっぱり安定の響也。星奏へ転校しても、ご飯食べたり一緒遊んでくれたり面倒見てくれる。逆にここまでが強烈すぎたので、以降は穏やかに過ごせました。珠玉のテーマは、アレクセイによってヴァイオリンが上手く弾けなくなってしまった彼が再度星奏で自分の音楽を見つけていく話ですね。響也は元々すごくバランスがいい子な分、律みたいにまっしぐらにヴァイオリンに向き合う事が出来ない。どうしても客観的な視点で判断して心の奥で諦めてしまう。だけどそれじゃダメなんだ、と自分の殻を破り成長していきます。

響也は昔からの幼馴染だから、元々すごく仲良しなんですよね。恋愛イベントでもギャップはそんなにないんだけど、時々照れたりする所とかきゅんとする。対等に付き合ってくれているというか、割とズバズバ言ってきたり気を使わないんだけど、ちゃんと優しいし、面倒見抜群。この関係は、響也としかできないと思う。あぁ…ほんと好き。笑  周りが個性的すぎて一番まともな子に見える。

そして、学校が離れた事で2人の関係性も変化が訪れます。今まで近すぎて感じなかった距離をようやく実感する響也。元々不調だった事に加えて、もう一番側にいるのは自分じゃないのかもというモヤモヤで本格的なスランプに。でも大丈夫。ももたの事一番わかってるのはいつだって響也だもの!

そんな壁にぶつかりながらも、セミファイナルを機に、再び響也は自分の音を手に入れます。彼の場合はある程度イベントを進めないと、函館天音に負けてしまうんですね。だから彼らに勝つって事は、響也がどれだけ努力して音を取り戻して、それがどれだけすごい事か彼らも理解出来る。函館天音も好きだし、直接マエストロフィールドの種を奪った訳ではないけれど、ある意味リベンジ?する事が出来て良かった。そしてここでも律の見守りが素敵。今までずっと持っていた律へのコンプレックスを、マエストロフィールドの種を取られた事がきっかけで向き合って克服する。結果的にはピンチがチャンスになった訳だけど、それをいい結果にしたのは自分の努力だもんね。本当に良かった。

どんどん調子を上げていく響也に、今度はももたの方が焦ります。話した時に一瞬で様子がおかしい事を見抜いてくれる響也、めっちゃ好き。さりげなく屋上に誘ってくれて、勇気づけてくれる。たとえ自分が先に行ったとしても同じ道を歩むんだから、必ず自分はそこで待ってると言ってくれる。先輩の様に導くのではなく、後輩の様にがむしゃらに一緒に頑張るのではなく、全く同じ場所に立ってこのセリフが言えるのは響也だけな気がする。いい関係や…。

そしてファイナル直前、シベリウスが弾けるようになったら乗ろう、と約束していた観覧車に2人で乗り込みます。もうときめきしかない。ずっと律には敵わないと思っていた。だけど努力せず手に入るものなんてないんだとわかった。そう言って告白してくれる響也はすんごく格好良かった。

珠玉が良かった分、逆注目はあっさり終わった感。もう自分たちはいい年なんだから、いつまでも昔の様なきゃっきゃした関係はおかしい。もっと大人になるべきだ、と。いやいや私達の良さはそこだから!!他のキャラと比べて最大の強み消してどうすんだ(真顔)。そんな気持ちを察してくれたのか、大した事件も起きていないのにやっぱりお互いありのままが一番だよな、となる響也。そして告白・ハッピーエンドです。

しつこいけどね、響也はいつもこちらの事をわかっててくれてるのがすごく好きで、この空気感はほんっとに特別。誰かにちょっかいかけられた時も真っ先に割り込んでくるのは、響也だし。やっぱり幼馴染最強でした!

…あれ?そういえば響也だけ旅行イベントないよね?笑