北極星

オタクが好きなように綴っていくブログ。ゲーム感想多め。

金色のコルダ3 AnotherSky 感想 まとめ

こんだけ語っといてまだ続くんかい、って感じですが最後に学校ごとの所感をば。どの学校も愛が止まらない。

 

至誠館

THE・部活。一番普通の学校でした。他2校は完全に金持ちの坊ちゃん臭がすごい中、公立に近い私立ってイメージ(どんなん)。男子校だったというのも大きいのかもしれないですね。星奏も普通っぽいけど、やっぱり音楽科あるし多少お上品な所があるので。なんせ学ラン。

演奏も上手とはいえ学生の域は超えないのでチームワークという強みでカバー。なので音楽に関しても、技術を伸ばすというよりは音を奏でる楽しさを思い出せてよかったね、という感じ。まあそれが一番大きな問題だったからいいっちゃいいんだけど。部の存続云々を差し置いても、全国優勝が一番嬉しかったのはきっと至誠館だと思うし、ずっと変わらない絆だろうな、と思えるのも至誠館だった。

ゲームではこの夏が全てなんだけど、本当はずっと続いてくじゃないですか。部長たちは卒業するし、火積くんが部長になって新しい形になる。新くんが高校3年生になった頃には後輩がたくさんいてブラバン部と合体してるかもしれない。ももたも割と部活ガチでやってたんだけど、大人になって部活の事振り返った時いつも浮かんでくる時期があって。もちろん他にも沢山思い出はあるしずっとやってたはずなのに、ぼーっと思い出す時はいつもその時を思い出してる。でも、その時はただ一生懸命で悔しくて楽しくて充実した時間を送ってただけなんですよね。彼らにとってもこの夏は、ずっと続く毎日の中で、大人になった時に間違いなくそんな思い出になるんだろうなーって思ってなんか懐かしくて泣きそうになった。

ところで狩野先輩も全然タイプなんだけど、彼を攻略対象にしてくれなかったのはすごく残念!なんかイケてない扱いだけど、個人的には全然いい男だと思うしタイプなんですけどねー。

 

★神南

とにかくいい学校でした。根っからのお金持ちの生徒ばかりなのは辛いと思うが一番真っ当にスランプから立ち直らせてくれた学校。本当に非の打ち所がない東金部長。カリスマ性や技術だけでいえば律や冥加部長も十分持ってるけど、東金部長はそれに加えて面倒見の良さやリーダーシップ等々、バランスがまじですごい。もはや恋愛感情関係なく尊敬するし、所々で貰えるアドバイスが的確すぎて普通に人生役に立つ。むしろもう恋人じゃなくずっと師として仰ぎたいと思う。

あとは飴とムチの使い方が絶妙。厳しい事を言われても根底には常に見守ってくれてるという安心感があるし、粉々になっていた自分の音楽を一から考えさせてくれて、自分に足りない技術も引き上げてくれた。東金部長をさりげなくフォローしている土岐先輩の存在も神南にとっては大きいですね。東金部長の存在や言葉が偉大で強すぎて、正論なんだけど頑張れない時もあるんだよっていう一般人の気持ちを理解してくれて、でも背中をそっと押してくれるのは土岐先輩。もちろん芹沢くんも素敵です。

とにかく引っ張られて俺たちについて来い、という感じなんだけど本人たちの軸がしっかりしてるから振り回されているように見えて、ものすごくプラスになっていることが多い。そしてこの学校は他校と比較しても後輩ポジションが強くて、甘やかされてる感がひしひしと感じられて幸せだった( *´▽`*)  

そして用語集が神南だけ埋まらないんだ…。攻略サイト調べていろいろ探したけどどれも当てはまらず、フルコンプしたかったので残念。ただ結局サンセシル分がないのでフルコンは諦めたけれど、Vita版の神南で用語集が埋まったよ、という方がいれば是非是非教えてください。

 

★横浜天音

ASを始めるにあたってまっっったく想像が出来なかったのがこの学校。学校も登場人物も謎が多すぎて未知だったけど、蓋を開けみれば非常に面白かった。他2校はストーリーの展開は置いといても雰囲気は割と想像通りだったけれど、この学校でアンサンブルを練習しているイメージが全く湧かなかったので。なんつーか他の2校は転校前後で「好き!」→「やっぱり大好き!!」となったけれど、ここに関しては「無」→「なにこれ大好き!!」となりました(…)ビフォアアフターで一番印象が変わった学校。

印象が変わった原因としては間違いなく人物像の掘り下げ。各生徒の個性をしっかり理解することが出来た。冥加部長の時にも散々思ったけど、ほんとコルダ3の時はこの人ただ突っ走ってる謎の人だったからね。それが色々な物を背負った不器用で優しい人とわかり大好きになりました。氷渡くんもそうですね。

この学校はついて来れるもんならついて来い方式。スランプ等々の考慮は一切なく、むしろディスられまくり、必死で食らいついていったら乗り越えました感が強い。結果的に立ち直ったものの全て自力で掴み取らなければいけないという超スパルタ形式なので、得るものは大きいがメンタルの消耗も尋常じゃない。まさにやるかやられるか。真っ当に成長したいなら神南が一番いいと思う。

後はモブの友人?たちが割とクズ。神南も初めはあまり感じがよくなかったとはいえ、天音のララさん達の比じゃない。後半少し打ち解けてきた風だけどお前達に言われた言葉は決して忘れない。至誠館の友人が平凡だけどみんないい子で、改めて学校生活楽しかったなぁ…と思い出した。

とはいえバラバラだったメンバーが段々と一つになって絆を深めていく過程は一番良かったです。元が団結力なさすぎたからねそもそも。優勝が当たり前の学校だけど、その中で各人が変わっていく様子がほっこりしたし、終わってみればいい学校だった。あのヴァイオリンが弾きにくそうな制服のデザインは何とかして欲しい。袖が気になってしょうがない。

 

★函館天音

PSPの時は特典?の位置付けだった様だけど、そうとは思えないボリュームだった。あれ、本当にそうだったのかな?ストーリーも1人1人きちんと描かれているし、函館天音をやってみて色んな謎が繋がる所もあるので是非プレイして欲しい。途中、強制的にトーノかソラのどちらかしか選べなくなるのが悲しかった。2人とも大好きなのにー!トーノを思い出すと今でも苦しくなるけど、本当にいい子でみんな大好きです。

 

 

ASをプレイし終わって痛感してる事は、どの学校も選べない。いやまじでこれ。どこに転校しても最終的に愛校心の塊になったので、星奏戻れる自信がない。何よりも皆との距離が近くてですね、学校単位の少人数制のため関係性が濃密。先輩後輩本当最高。

コルダ3の口コミが結構内容薄い、みたいな声を聞いてたんですね。実際プレイしてみて、皆初めましてで新鮮だったせいか、若干ボリューム少ないけどそこまでかなと思っていたんだけど。ASやった後だとめっちゃ薄く感じた。あっちはエンディングも1パターンでベースのストーリーも同じなので頑張れば数回で全員攻略できる。まあコルダ3が土台にあるからASがより楽しめるので全然問題ないんだけど。逆に言えASのボリュームが凄い。

ももたはファーストシーズン(月森くんたちですね)のメンバーが大好きだったし、手を出したら絶対ハマると思ってて。だけどVitaで出たのを機にやってみたんだけど、そりゃあハマるよね(遅い)。うん、仕方ない。全体的に今時の子達になったというか、おバカになっててみんなできゃっきゃしてるのが本当に可愛い。どちらのシーズンもそれぞれ雰囲気があっていいですね。

とにかくもうほんとーーーーーっに楽しかった。これに尽きる。悔いなし。寧ろASはASでずっと継続してほしいとさえ思う。どんだけでも語れる気がするけど、結局最終的には、みんな大好きだーーー!