北極星

オタクが好きなように綴っていくブログ。ゲーム感想多め。

金色のコルダ3 AnotherSky feat.函館天音 トーノ感想

ついに函館天音に到達したものの、色々衝撃的すぎて受け入れられず、一旦コルダから離れた(お陰で同時進行してたRPGがめちゃめちゃはかどった)

もうね……トーノーーーー!!(;ω;)って感じ。

 

以下、感想です。 ※ネタバレ注意

 

★トーノ

見た目よし、性格もよしでプレイ前から絶対好きになるって思ってた。なんならコルダ3の時から好きだった。ただ、明らかに訳ありオーラ出しまくってたよね。AS横浜天音ではこの人達…何者?的なポジションだったし、途中でBP食べてたし、コンクール決勝後の消え方とか、もう答えは薄々見えていたけど、信じたくない一心で進めてた。

結論からいうと、トーノは主人公の音楽から生まれたファータ。道理でファータに詳しい訳だ。そのお陰で無印で楽譜を探して走り回った懐かしい日々を思い出した。彼はヴァイオリンが弾けなくなった主人公の側で、涙を拭って自分が大好きだったヴァイオリンをもう一度聴いたり一緒に演奏したいと祈っていたら人間になる事が出来ました。ただ、人間になる代償として、主人公の記憶を失い、唯一残っていたヴァイオリンの音の記憶を頼りにももたを探しつつ函館天音の生徒となっていた、、、んですが、そもそも妖精の魔法は一時的なものなので人間でいられる時間も限られる。そのため、何とかコンクール優勝までは持ちこたえるものの、その日の夜、想いを伝えあった後消えてしまいます。……これ、思い出すだけで泣けてくるやつや…泣

もう、本当無理。受け入れられない。元々PSPで各学校バラ売りだった時は三本購入した人だけプレイ出来る特典みたいな位置付けだったせいか、本当にこれで完結っぽいんだけど、これ続編作ってくれないかな…泣  トーノ救済ED作ってくれたらまじで買うし!!と、書きながらも、いやいや救済って言葉は違うかな…トーノは幸せだったんだもんな…とか考えてまたジワるっていう。涙  なぜあんな終わり方に…。最後なんて嘘……嘘……って呟きながらボタン押してた。最後の最後まで消えない可能性を信じてたのにー!!(T ω T)  涙ぼろぼろ。

函館天音の始まり方が、少し不気味というかミステリー感出してくる始まりなんですね。記憶も失って頼る人いなかった学校の食堂で、真っ先に声を掛けてくれたのがトーノだった。自分のBPも少ないのに食事(うどんだけど)を奢ってくれて、友達になってくれた事がどれだけ心強かったか。ももたが自分が探してる女の子って気がつく前からずっとずっと優しいトーノでした。

物語の前半は本当に普通の生活で、一緒に遊びに行ったり棚作ったりカレーパーティーしたり。いつもトーノが提案してくれて、楽しい事を一緒に沢山して、もしかして横浜天音で消えてたのは一つのルートなだけだったのかな、このまま普通に終われるのかな、と期待していた。でも魔法で時計直してくれた時も少し意味ありげなセリフだったりと、割とこちらも常に漠然とした不安を持ってプレイしていた。

トーノはみんなで作る想い出や、居場所である二番目の家で過ごす毎日をすごくすごく大切にしていたんだけど、それもまたトーノがファータだった頃に憧れていたものだったり、時間が限られている事を知っていたからこそなのかな、と全てがわかってからまた涙…。二番目の家に初めて入る時、「お帰り」って手を差し伸べてくれた事、本当に嬉しかった。

だからこそ、トーノが倒れて、全てを教えてもらった後は、ずーん……となった。トーノ透けてるぅぅぅぅ!泣  でもはっきりファータだと言われてようやく色々納得。定期的に消えかけて、その度にBPで持ち直すんだけど、もう苦しくて苦しくて。生きろぉぉぉーー!!って泣きながらボタン押してた。

とにかく一つ一つのイベントが暖かくて、優しさに溢れていて、それでいて終わりが見える恐怖で号泣。BP稼ぎまくるから消えないでくれ…って祈りながら、つーかトーノもそんな大事なBP無駄遣いしないで貯めとけや!ってゆう怒りまで沸いてきて(情緒不安定)、これ何万BPとか貯めたらルート変わるのかなとか、延々と頭ぐるぐるしてた。でも、当の本人は何というか意外とさっぱりしていて、もちろん悲しんでるんだけど、何かやりきった感が出てるというか、もう充分幸せだったよ…みたいな雰囲気すごい感じた。ちょっと待って!ももた置いてかないで!!みたいな。寂しいと思ってる…よね…?笑

上手く言えないけれど、トーノは本当に優しくて真っ直ぐなんだけど、反面人間特有のドロドロとか執着みたいなものがないというか。好きという言葉は言ってくれてすごく伝わるけれど、焼きもちを焼く、とか誰かをけなす、とかそういう描写は一切ない。もうちょっと未練というか、普通だったらどんな手を使ってでも生きたい!とか思ってしまいそうだけど、それを感じさせないというか。それがトーノが言う、憧れて憧れてやまない人間の意思の力ってやつなんだろうか…。やっぱり彼にとって音楽を共に奏でる事が最上の幸せなんだろうなと思った。私が勝手にそう感じただけなので、そこら辺をあえて意識して描かれていたのかは分からんが。

もうとにかく最後まで泣けるイベントづくしだった。ドルチェデートのランプくれるのも海で星空見ながらデートだデートだって言ってるのも泣けた。告白シーンでは、2人で愛の挨拶一緒に弾くのすごく良かったけど嗚咽。最後まで決して消えたくないって言わなかったのは、悲しい思いをさせたくなかったっていうのもあるのかな。あんなに楽しみにしていた旅行だってまだ行ってないよ…( ´ ;ω; ` )  むしろみんなで旅してるノーマルEDの方がよくないか。

あと、トーノの呪文。「セラフォイファーレ」って何回か唱えてくれるんだけど、途中までは普通に「トーノの呪文」って出てたんです。語彙の意味が。だけど最後の告白シーンでの呪文の時は「きっと出来るよの意味」って追加されていてですね…。不意打ちで更に泣けた…涙  二週目は初回から出ていたので上書きされたんだと思うんだけど、最初は絶対なかったと思うんだよね。もうどこまで泣かせるんや…。

ただですね、泣きながらもちょっと気になったのが、例え消えてもずっと側にいるよと言ってくれた事。あれはももたの心の中にいるよ、なのか、姿は見えなくなってしまうけどガチでファータとしているよ、なのか…。後者だったら次の恋愛しにくいな…と思ってしまった(おい)

とにかくトーノルートは涙涙のストーリーだった。最後のエピローグで抱きしめてくれてるスチルの2人が幸せそうなんだけど、それもまた涙。プラティーンだったら何とかしてくれないのかな…。部長の時、アレクセイさんいきなり妖精の国行ってたし。笑  割と気軽に会えるのではないか。ももた的には、そこでもう一度トーノが人間になって、今度こそずっと一緒に幸せに暮らしました、っていうストーリーを脳内補完して、勝手に完結してる。

本当に最後まで「愛しい」、そんな気持ちが溢れて出るルートでした。